今回は、企業の環境対応をポジティブに捉え、「環境」と「ビジネス」を融合させるためのスマートな思考についてお伝えしましょう。
「風が吹けば、桶屋が儲かる」という「ことわざ」をご存知でしょうか。
これは、「一つの原因(事象)が、ある結果をもたらす」ことを簡略化して表しています。
おわかりとは思いますが、このことわざには「過程」が抜けているのです。
風が吹くと(原因) → 埃が舞う → 埃が目に入る → 目の病気になる …(長〜い中略)… → 桶屋が儲かる(結果)
と言う具合に、実はいくつかの過程がロジック化されているのです。
これを「環境に対応すれば、会社が儲かる」という言葉に置き換えて考えてみましょう。
まず、「儲かる」というのは、あくまで結果論であり、目の付け所は「どんな過程でそうなるのか?」という点です。
そこで、「儲かる」を方程式で表すと次のようになります。
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(儲かる) = (売り上げた額) − (そのためにかかった費用)
↓
(売り上げた額) = (お客さんの数) × (買ってくれた単価)
↓
(お客さんの数) = (見込み客数) × (獲得の確率)
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この方程式から注目する点を整理してみましょう。
● 売り上げた額が増えれば、儲けが出る
● お客さんの数が増えれば、儲けが出る
● 見込み客数が増えれば、儲けが出る
● 獲得率が上がれば、儲けが出る
これらを踏まえ、「環境に対応すれば ⇒ 会社が儲かる」を2通りにロジック化してみましょう。
【その−1】
企業が環境に対応する → 会社の存在価値が向上する → 市場(顧客)が注目する → 共感される → 市場ポジションが確立される → 差別化が図れる → 競争力が増す → 見込み客の獲得率が上がる → 結果、「儲かる」
【その−2】
企業が環境に対応する → 会社の環境貢献度が向上する → 市場(顧客)が注目する → ロハス、グリーンコンシューマー層が反応する → あらたな市場チャネルが開拓される → 見込み客数が増える → 結果、「儲かる」
これらは決して飛躍したロジックではないと思いますが、いかがでしょうか?
このように、企業の環境対応とは、「コスト」として捉えるのではなく「儲けネタ」で捉えるほうが得策となりえるのです。
その発想を形にしたものが 『環境ビジネス』 と言うことです。
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