お会いするのは今回で2度目ですが、最初は、今年3月の東京国際フォーラムで開催された「カーボン・マーケットEXPO 2012」の展示ブースでお会いした以来になります。
八峰町農林振興課の木藤さん(写真左)とツーショット
私(弊社)どもと「何つながり」かと申しますと、スバリ「排出権」です。
現在八峰町では、オフセットクレジット制度を活用した森林事業を行っており、その事業により「J−VER」という国産の排出権を創出しています。
その排出権を「どう普及させていくか?」ということが、お互いの共通項と言ったところです。
排出権と言うのは、国内外に様々な認証スキームがありますが、J−VER(排出権)の特色は、何と言っても国産(環境省が主幹)であり、特に森林事業(植林・間伐など)から創出された排出権が豊富にあることが魅力です。
日本は、ご存知の通り国土の半分以上が森林に囲まれた国です。そのほとんどは、地方の山村部であり、オフセットクレジット制度を活用した森林事業は、まさに「地域活性化の起爆剤」として期待を寄せています。
では、ここで少し八峰町での取り組みについてご紹介します。
八峰町有林J−VERプロジェクトは、世界遺産でも有名な「白神山地」のバッファーゾーンに隣接したロケーションで行われています。

白神山麓のイメージ写真です。さすが、世界遺産!すばらしい!
・ 町有林3,472haの一部について間伐事業を行う
・ クレジット:3,477t-CO2(2008〜2010年度認証量)
八峰町によると、J−VERクレジットによる収益を地球温暖化防止事業の地域促進や森林ボランティア育成、木質バイオマスなど再生可能エネルギー事業への取り組みなど、様々な地域貢献事業に役立てているそうです。
八峰町で配布しているJ−VERプロジェクトのパンフレットです。
このような取り組みを行う自治体や事業者は、八峰町のほか全国に複数あります。
排出権を活用する側から見ると、それぞれ地域特性が活かされた排出権をセレクトすることで、メッセージ性に富んだカーボンオフセットの取り組みが可能になります。
地球温暖化の抑制、地域貢献にも役立つJ−VER(排出権)に、企業も消費者の皆さまも今後注目して見てはいかがでしょうか?




