自然保護事業?
地球浄化システムの製造販売?
省エネ機材の製造販売?
エコサービス?
ゴミ・破棄物処理事業?
石油・ガスなどの資源エネルギー関連?
排出量取引?
このように、ひとえに「環境ビジネス」と言ってもその領域は広く、実は明確な定義があるわけではない。
ただ、ひとつ言えることは、これまで私たちが「豊かさ」を追求するあまり、「環境」という側面から物事を深く考えず地球(自然・生物・資源など)に負荷を与え続けてきたことである。
その代償は、地球温暖化の進行、環境汚染、生態系の破壊、オゾン層の破壊、化石資源エネルギーの枯渇など、私たちの生活に直面する問題が深刻化したことだ。
わたしが思うに、環境ビジネスとは、地球環境に配慮し、負荷低減に努めながら「より良い事業にしていくこと」だと勝手ながらイメージしている。
経産省の試算によれば、2015年の環境ビジネス市場の規模はおよそ83兆円との予測データがある。これだけ見ても巨大市場であるが、そのポテンシャルはこんなものではない。
なぜならば、今後の市場ニーズを考えると「環境に配慮しないビジネス」では、成り立たなくなるからだ。
平成20年の国民生活白書では、日本国民の総消費額は284兆円とされているが、そう考えるとこの額に匹敵する市場ポテンシャルが環境ビジネスにはあるのではないだろか?
このようなことから、企業経営についても「環境に無関心」では、ビジネスに大きなビハインドを背負ってしまう懸念もぬぐいきれない。
収益あっての環境対策か、それとも環境対策あっての収益なのか、パラダイムの転換時期はもうきているかもしれない…。




